筆記



【シンイ二次】白花 2

「はな…み」

ウンスは、きょとんとした顔でそう口にして、
それから思わず周囲に視線を巡らせる。
まだどの蕾も固い季節で、紅梅でさえもきつく閉じている。
場所によっては名残の雪が、吹き寄せられてまだ凍っているのだ。

「えーと、何かのなぞなぞとか?」

ウンスがそう、自分の顎に人差し指を当て首を傾げると、
チェ・ヨンは思わずに口をほころばせて、首を振る。
来ていただければわかります、それだけ言うと、小さな上り下りのある
ぬかるみを、器用に手綱を操りながら抜けていく。
気をつけて、と頭を大きな手で押さえられて下げると、
チェ・ヨンは潅木の枝を腕で持ち上げて、
二人にかからないようにしならせる。

「もうすぐ?」

馬上でかがみながらウンスが言うと、チェ・ヨンは困ったように考え込んだ。
疲れましたか、と尋ねられて、ウンスは全然疲れてないけど、
あとどのくらいかなあと思って、と答える。

「日が暮れるころには着きます」

チェ・ヨンの言葉に思わず顔を振り返らせる。
暗くなってから? と言うと、そうです、とチェ・ヨンは言う。
わけがわからない。

「ねえ、ちょっと聞くけど」

ウンスは泥で蹄が滑るのを踏ん張るために揺れる馬の背で、
チェ・ヨンが落ちぬよう腰に回してくれた腕に
ぎゅっと手でつかまりながらしゃべり続ける。

「花見っていうのは、高麗では何か別の意味があるってことは
ないわよね? 花を、見る。あ、花っていうのはね―」

チェ・ヨンはウンスの腹に当たっている手のひらを、ぽんぽん、
と二度動かして、大丈夫です、あなたが思っている花見です、
と微笑みながら言った。

ところどころに溶け残った砂埃で黒ずんだ雪だまりが点在する
広い草地を抜けると、まだ葉をつけぬ墨絵のような木立が続く。
木立の入口ではまだ微かに残っていた空の黄赤が、
紫色に変わり色を失った頃に、唐突に黒々とした水の広がりが
目の前に現れた。

「着きました」

チェ・ヨンは律儀にそう告げて、馬から降りる。
手を貸してもらって馬の背から滑り降りる間にも、
ウンスの顔は湖上の方を向いたままだった。
地面に脚がつくとそのままチェ・ヨンの手を離れて、
水の際まで十数歩を引き寄せられるように進む。
馬は軽くなった身体を喜ぶようにいななくと、
そのまま湖岸の草を食みはじめる。

「よかった、凍っておらぬ」

チェ・ヨンは、安堵したように誰に聞かせるでもなくそうつぶやく。
湖面が凍っていないか、わずかにだが心配していたのだ。
だから、ウンスにもあまり詳しい話をしなかった。
ウンスの背中を追って、その後ろに立つ。

ウンスは肩ごしに、チェ・ヨンを振り返る。
その目のきらめきと開いた口元を見ただけで、ウンスの歓びが
伝わってきて、チェ・ヨンは深い満足を覚えた。

湖岸から離れて湖の中央に見える六本の木に、
けぶるように白い花がびっしりと咲いている。
日が暮れて、墨を流したような湖面からそのまま生えているように
見える六本の木は、柳だろうか、花の重みで枝先がたわんで、
水面の近くまで垂れ下がっている。

寒さで腕を擦りながらも、言葉を失って眺め続けるウンスを、
チェ・ヨンは黙って後ろから腕の中に入れて、
風よけとなった。

「あれは、何の花なの」

あたりからまったく陽の光がなくなると、
静まり返った湖面の濃藍と花の白の美しさは妖しいほどで、
ウンスは声がそれを壊してしまうのを恐れるように
小声でチェ・ヨンに尋ねた。

「見ていてください」

チェ・ヨンはウンスから離れると、地面をきょろきょろと見回しながら
歩き、足元の石を拾い上げる。
それから水際に近づくと、大きく振りかぶってそれを、
水面に鋭く投げた。
石は水を切って、二、三度跳ねたが、白花の木に届く前に水に沈んだ。

小さく舌打ちをして、チェ・ヨンはまた石を拾うと、
もう一度力いっぱいに投げる。
その滑らかな平べったい石は、八度ほど水の上を跳んで、
水上の木の幹に斧を入れたような乾いた音を響かせた。

その途端に。
ざっという羽音とともに、白い花がぱっと一瞬にして空に舞い上がった。
樹上の夜空を一面の白い小花が埋め尽くし、それから、
渦を巻くようにして天へと立ちのぼる。
ここに来てからずっと声を潜めていたウンスが、思わず、

「ああっ」

と声を上げる。
チェ・ヨンはそれを聞いて、振り向いて、ウンスの様子を目にすると
嬉しそうに笑いを浮かべた。

「白鷺(しらさぎ)です」

チェ・ヨンは歩み寄りながら、問われる前に答える。

湖上の小さな島の上に、大柳が六本ほど自生していて、
この季節になると、そこにこぶしほどのごく小さな白鷺が渡ってくる。
夏には明るい黄緑色になるはずだが、今はまだ濃い緑色の新芽を
枝先につけている柳に、ぽつぽつと白い模様が現れる。
そして白鷺は次々に渡ってきて、柳はまたたくまに枝先がたわんで
水面に触れるほど真っ白に埋め尽くされる。その様子を湖岸から見ると、
まるで木の一面に白い花が咲いたように見えるのだ。

「父について双城総管府に三度参りました。その折、この近くの集落に
何夜か宿を借りまして。その時にこの湖を知りました」

初めて酔いつぶれたのも、その時です、とチェ・ヨンが懐かしそうに言う。
馬から厚手の毛織りを下ろすと、自分の身体に巻きつけて地面に腰を下ろし、
ウンスを膝の間にまねく。
膝と膝の間にすっぽりと座ったウンスを自分ごと毛織りでしっかりと巻くと、
空に風に散る雪のように舞っている鳥たちを見上げる。

「酒宴に呼ばれまして」

話の続きをうながすウンスの手に、チェ・ヨンは指を絡めて
ウンスの腹に当て温める。

柳に鳥の花が咲いた最初の新月の晩が、春の酒宴だという。
この花を見ながら、酒を酌み交わし、夏の終わりまで続く長い農作業の
はじまりとする。

「酒を飲んだことはありましたが、飲み騒いだのは初めてでした。
すっかり酔っ払って、この湖に入って泳ごうとしたらしい」

白鷺たちは夏の終わりまで湖にとどまるけれど、
柳の根元に巣を作りそこで卵を抱くので、酒宴が終わって一週間もすると、
柳に白い花が咲いたようなその光景は終わってしまう。

「だから、言わなかったのね」

見れるかわからなかったから、ウンスはそう言いながら、
一羽、また一羽と柳にとまって花になっていく小さな白い鷺を
見つめていた。

「はい」

チェ・ヨンのいらえは短いが、多くのものを含んでいた。
ウンスの首に口を当てて、温かい息を吹きかけているので、
チェ・ヨンの顔は見えない。
ウンスは自分の指に絡んだチェ・ヨンの指を、きゅうと握る。

「わたし、こんな綺麗なもの、見たことない」

ウンスがそうささやくと、チェ・ヨンは嬉しそうにウンスを
抱く腕に力をこめた。
花だけではありません、後で集落に行って宿を取りますから、
酒も飯も腹がくちくになるほど、とチェ・ヨンが言うと、
ウンスは、本当に、とひどく弾んだ声をだした。

「でも、もうしばらくはこうしておりましょう」

チェ・ヨンがそう言うと、ウンスはうなずいて、
二人はただ寄り添い、一つの大きな石のようになって
その白花を眺め続けていた。



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by kkkaaat | 2014-02-09 03:17 | 短編【シンイ二次】 | Comments(50)
Commented at 2014-02-09 04:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 0523you at 2014-02-09 04:21 x
夜の薄寒い中、チェ・ヨンがウンスに見せたかった、景色。
話したかった思い出。闇の中に、ぼうと浮かび上がる白鷺の花。
とってもきれいでこの光景、焼きつきました。
こういうお話も、すっごく好きです。
眠くて、いいね、だけ押して、読み逃げ<(_ _)>と、思ったけど、
やはり、一言、ありがとうと言いたくて。
お休みなさい。(いい夢見れそうです)(^^♪
Commented by sakuranoki at 2014-02-09 05:23 x
幻想的なとてもきれいなお話、有難うございました。
それも白鷺の花。・・・・・・素晴らしい発想です。

ミチさん、このようなお話も素敵ですね~。
改めて感服いたしました。

私も、ヨンとウンスのそばに坐って、一緒にファンタジーの
世界に浸らせて頂きました。

有難うございました。
Commented by みさ at 2014-02-09 06:03 x
良いですね
ヨンとウンスの幸せの時間・・・
二人一緒にいられる大事な大切な今なんだね

Commented by mamikoっち♪ at 2014-02-09 08:20 x
藍色の闇に緑の柳、白鷺の花…
揺れる湖水の水面…
以前から思っていましたが、ミチさんのお話は映画のようで、鮮やかに脳内で映像に変換されていきます
湖岸で毛織にくるまれながら、ひとときの幸せを眼でも体でも味わっているのでしょうね。
ヨン、って結構ロマンチストですよね(笑)
雪かきの戦いに出る前のひととき、私も幸せな気持ちをいただきました。
では、頑張ってきます(笑)
Commented by 2540hnnhk at 2014-02-09 08:41
とても大陸らしい風景ですね。水墨画のような...
月と湖と華素敵です♥
でもやっぱりウンスは風景も楽しむけど、食欲がその上をいくみたいですね♪ウンスらしいです!
きっとそんな明るさにヨンは引かれたんですよね

素敵なお話有り難うございます♥

Commented by トナン at 2014-02-09 09:48 x
おはようございます(^^)
優しいですね、チェヨン。
私も後ろから抱きしめられるシチュエーションとっても好きなんです(^^)
愛する人にそんな風に抱きしめられたら舞い上がっちゃいますね。
花の正体が白鷺とは恐れ入りました(^^;;
綺麗でしょうね(^.^)
見たいなあ。
Commented by ピヨコ at 2014-02-09 09:57 x
おはようございます。すっかり雪が解けました。
寡黙な男、いいですねぇ。
言葉少なくとも多くを語る、やはり目で語るのでしょう。
本当に、絵になりますよね。ロマンチックだなぁ。
ヨンの思い出の地にウンスを連れてきて、自分が感じたものを
共有するってなんて素敵で甘いんでしょう(笑)
羨ましい〰(≧∇≦)
Commented by ミジャ at 2014-02-09 11:24 x
おはようございます。

花見?
桜?この時期に黄色い小菊?
夕暮れに?

…え?白い花??

ウンスと同じ??…わからないまま、ドキドキしながら読んでました。

白い花…白鷺!!
それで、暗くなってからがよかったんですね。
ヨンは、ウンスにちゃんと見せれるのか?
ウンスは、どこへ行くのか?
湖に来るまで二人、ドキドキでしたね。
一緒に見れて、よかったね。

これからも、二人の、二人だけの良い思い出が一つずつ増えていくといいですね。

素敵なお話を、ありがとうございました。
Commented by 皐月 at 2014-02-09 13:45 x
外の雪景色、庭の木の枝に積もった白い雪に
このお話の白い花を重ねています。
静かで美しい、情緒溢れる光景の中にいるヨンとウンス。ため息が出ます。

>「えーと、何かのなぞなぞとか?」 
ここでこういったセリフが出て来るウンス、凄く可愛い(*^^)

確かに最近の更新は、話の上では必要不可欠だけど甘さは足りない?^^:;
けれどミチさんの二次は、そういった描写があるからこそ
あの「シンイ」の世界の続きなんだと、余計に感じられるような?
(ごめんなさい。なんかエラソーですね(._.)
「颶風」での、ウンスがウダルチに守られて開京を脱出する場面とか、
唸りながら読みました。

でも、たまにこういった短編を挟んで頂けると、読者としては大変喜びます(^v^)

小話つながりで?(笑)
「ウダルチ五番勝負」や「夜番」のような、ドラマ内であったかもしれない?小話も
また読みたいな~~~なんて。ドサクサ紛れにお願いしておきます。
Commented by 5874dyre at 2014-02-09 13:46
白鷺が花に見えるのは私も観てみたいですね〜‼︎
住んでる所の近くにも鷺が川に遊びに来ますから、何かイメージしてると楽しい感じですねェ〜(^○^)
Commented by みわちゃん at 2014-02-09 17:19 x
すごく綺麗ですね。
幻想的で、映像が頭の中に浮かびました。
そして、ヨンとウンスがひとつの石のようになって、飛び立った白鷺がまた木にとまる様子を見ているのが、素敵です。

甘いお話、ありがとうございました。
Commented by れななな at 2014-02-09 20:35 x
美しく幻想的な世界に二人が佇む絵が浮かび感嘆しました。白鷺が花のように見えるなんて花見と言う言葉から全く想像できませんでした。
Commented by のりまよ at 2014-02-09 20:58 x
始めまして、以前から時折拝見させていただいてましたが、シンイ熱が再燃してしまい、最近よく拝見させていただいております。
どのお話も、とても原作のイメージと同じ登場人物が動いているように思えて、私はどのお話も大好きです(もちろんラブシーンはぞっこんです♪)
このお話もとても幻想的で素晴らしいですね、白い花が実は白鷺とはとてもびっくりしました。(ふつーに寒い時期に咲く花かな?と思ってましたので。。。)
とっても良いお話を読ませていただきました。
ありがとうございました。
これからも頑張ってくださいね。毎日楽しみにのぞかせてください。
Commented by おひるねにゃんこ at 2014-02-09 22:45 x
ミチ様
いつも素敵なお話をありがとうございます。
幻のように浮かび上がる幻想的な風景。思い出を語るチェ・ヨンのウンスへの想い、それを受け止めるウンスの想い。
しみじみと心に染み入ります。ありがとうございました。
Commented by るんた at 2014-02-09 23:02 x
まさか白鷺とは!?!
思いもよらない展開に、ウンスじゃないけど「おおおっ!」と声がでちゃいました(笑)

木に石が当たる「カーン」って音も、白鷺が飛び立つ音も頭の中に聞こえてきました!!

こんなに情景が浮かぶ文を書かれるミチさんに、改めて感動です\^o^/

石を投げて見事木に命中させるヨンのカッチョイイことO(≧∇≦)o♪
何やらせても群を抜いてる男ですね。肩つよっっ

花見の後、宿で風呂に入って、たらふく食べて、ゆったり過ごす幸せな二人も浮かんでくるようです♪

素敵なお話しありがとうございました(#^.^#)
Commented by ぽんた at 2014-02-09 23:13 x
はじめまして。
いつも楽しく拝見しています。

お父さんが生きてた頃の思い出話…素敵だなって読んでましたけど…
そういえばヨンのお父さんって確か16歳の時にはなくなっていたような…
ヨンって幾つからお酒を嗜んでいたの?
この時代ってそうゆうものなのかな?
って話には全く関係ないことが気になりだし…

またこうゆう短編をぜひぜひお願いしますね。何気に図々しい…

久しぶりのあまーい二人に寒さが吹っ飛びました。
ありがとうございました。
Commented by aki at 2014-02-09 23:38 x
ヨンが優しすぎて、・・・・泣ける・・

この暗くなった湖に白鷺が飛ぶ光景が目に浮かぶし、それをウンスに見せたヨンの気持ちもよくわかる。

紳士な言葉使い、紳士な振る舞い、・・・よくぞ、こんな素晴らしい男に育ったもんだと・・・・

ウンスの酒好き、大食漢もよーくわかっていて、そこらへんもちゃんと配慮。

これが、チョナに、ウダルチの面々に駄々をこねる前かと思うと、これまた、面白い。

帰る前に、二度失ったウンスを取り戻したことへの幸福をじっくり味わったんだね、ヨンは。

指を絡め、体を抱きしめて、ウンスの体温を感じることで、落ち着きを取り戻していったヨンに、私も、乾杯。

Commented by mana at 2014-02-10 00:54 x
百花読みました!(^-^)♪
なんてロマンチックでファンタスティックなんでしょう☆
二人のラブアップなお話と思ってたら、幻想な白鷺の白いお花て!綺麗ですよね♪湖面に映えて綺麗そうです♪
ヨンが水きりに失敗するのが可愛い☆です(^-^)♪
白鷺の花を見つめる二人は1枚の絵みたいです(^-^)☆
素敵☆(>▽<)
Commented by mm5210 at 2014-02-10 04:14
静かに張りつめた時の中、
日の光のなくなった風景に浮かぶ白い花とのコントラスト、
幻想的で、さぞかしうつくし景色だったのでしょうね…

酔って初めて呑み騒いだとウンスに語るヨン。
こうやってふたりが出会う前の時間を埋めてゆく…。
読んでいてため息が出ちゃいます。

昨日はいいお天気で、あんなに積もった雪も溶けちゃいましたよ。
でも雪かきが万全ではない路はツルツル。
深夜の帰宅は足元注意報発令かもです。

めっきりおっさんな「蜃楼」ですが、みんなが人間くさくてとてもとても好きです。
エッ この後、ウンス出てこない〜?
でも「白花」いただいたし、ミチさんの術中にはまっておきまする。
Commented at 2014-02-10 16:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by チビママ at 2014-02-10 22:41 x
鳥が花とは…凄い発想力。
本当に一幅の絵の様な表現力で、ヨンの腕の中でその美しさを愛でている二人が映像化出来そうそうです。
父親との大切な思い出を、
ウンスと分かち合えて良かったですね(^^)。
雪掻きに疲れた体には、沁みる作品でした。
Commented by iymar at 2014-02-10 23:15 x
シラサギが花・・・。なんてロマンティックなのでしょう!

もう一度、「颶風」読み直しました。そして、また「白花」を読むと、これまたたまらない!色々な事件や思いのあとの感動の再会・・・。そして、ウンスを喜ばすためのヨンからのサプライズプレゼント・・・。(ヨンが石投げで1度失敗することで、ますますその情景が広がりました!さすがです!)

ウンスが感動の情景に喜ぶとそれでまた自分も喜んでいるヨン・・・。
いいですね~。
2人を見てると(読んでいるのに、見えてくるのがミチさんのお話なんですよね~)なんかホッコリあったかいです。
こんな寒い日にぴったりのあったかいお話を私たち読者のためにありがとうございます。

ちなみにそのシラサギの情景って日本でも見れるのですか?


Commented by 比古那 at 2014-02-11 01:17 x
情景が見えるよう。

こぶしぐらいの、が、花のこぶしなのか手の拳なのか迷いつつ、そういや歌にあるこぶし咲くを何でぐーが咲くの?と純粋に悩み続けたちびっこい頃。また同じようなことに疑問を持った成長のない自分に笑いつつ。

背側からそっとウンスの腰に手を回すヨンと背中を抱かれながらヨンの手に触れ、白い花を見つめるウンスがいます。

なんだかほやんとしました。
幼いヨンにも、しもべになる前に酔っ払った時期があるのですねぇ(笑)いまや酒樽なのに。

Commented by at 2014-02-11 14:27 x
正に寄り道でしょうか。激動の時の中に居る二人の心の寄り道(テレ)何も考えず、心配もせず、寄り道する事は必要ですよね。やはり、どんな風に帰って来たのか気になっていたのでホッとしました。
流れたはずの時間と流れた時間をリセットするのに必要な寄り道(リセット出来なかった?けれど)ヨンの心の湖はやはり…もう、凍らないのでしょうね。湖にウンスが居る。
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 22:25
>鍵コメさん
チェ・ヨンが思い出の場所にウンスを連れて行く、
ただそれだけの話なんですが、
自分が見て嬉しかったものをウンスにも見せたい、
そういうヨンのちょっと健気なところを書きたいなあ、
と思いまして。
映画、と言っていただけるとすごく嬉しいです。
ドラマがもとの話なので、できるだけ映像的に書きたい、
と意識はするようにしてるのです。

おまけ、ちょっと今書いてます(笑)
いや、アップする前から、
(これで潤いになるのかなあ、ちょい詐欺?)
と心配してまして!!
そういう場面にはもちこめなさそうですが、
おまけ書いてますので、今週のどっかでアップ
できればと思います。

明日からまた仕事ですね、寒いので無理せず
頑張ってくださいませ~!
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 22:42
>0523youさん
なんということはない情景なのですが、
二人がこんな時間を過ごしたよ、
というのもいいかなあ、と思って書きました。
気に入っていただけて、とても嬉しいです。
眠いときは、ぜひそのままで、
布団に入ってくださいね(笑)
いい気分で寝ていただければ、
それが何よりのご褒美です。

でも、一言残してくださって、嬉しかったです!
こちらこそ、ありがとうございました。
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 22:43
>sakuranokiさん
幻想的、と言っていただけて、なんだかすごく
嬉しい気持ちになりました!
ラブシーンとも言えぬラブシーンで、
ヨンとウンスの旅の一光景なのですが、
なんとなくヨンのウンスへの気持ちを描きたくて
書いてしまいました。

>一緒にファンタジーの世界に浸らせて頂きました。
ああ、これとても嬉しいです!
この世界にうまく浸っていただけたらなあ、
と願ってました。

こちらこそ、ありがとうございます!
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 22:43
>みささん
読んでいただけて、よかったです。
ただ二人で何かを見るだけで幸せな、そんな時間もあったんだよ、
というような気持ちで書きました。
二人きりでいられる時間は、さほど多い二人じゃないですが、
こんなふうな時間がたくさんあるといいな、と願ってます。
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 22:51
>mamikoっち♪さん
mamikoっちさんの最初の二行、素敵です。
うん、そっちの描写にぜひ差し替えたい(笑)
自分の書いたものを、また別の言葉で返していただくと、
なんだか嬉しくなってしまいますね。
映画、そんな風に感じていただけているなら、すごく
嬉しいです。
ドラマ原作のものなので、できれば映像的に、と思いながら
書いています。
ヨンは、自分ではぜーんぜん意識してなさそうですが、
かなりロマンチストだと思いますよ!
わりとひたるほうかと(笑)
ああ、そちらも雪かきでしたか…、筋肉痛になってない
ことをお祈りいたします。私はなりました!
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 23:02
>2540hnnhkさん
そう、この光景中国の特にモンゴル寄りのあたりを
意識して書いたので、大陸らしいと言っていただけて、
嬉しかったです!
ウンスは、花より団子?(笑)
もちろん、この光景も味わうし、ヨンの気持ちを
めいいっぱい汲むでしょうが、でも食欲(笑)
そういういい意味での現実感を持ってるところが、
ヨンをきっと惹きつけてやまないのでしょう。
食欲なら私も負けないのですが(そこ関係ない)

こちらこそ、お読みいただき、ありがとうございました。
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 23:02
>トナンさん
こんばんは!
ヨンってドラマでも、底なしに優しかったですよね。
あまり自分はかえりみないで、ウンスのことばっかり。
後ろから…、私、このシチュ、好きで好きで好きで(しつこい)
あまり多用しすぎないよう気をつけているんですが、
油断するとまた現れます(笑)
この寒い季節(三月ですが、北海道なみ?)ですから、
生花はないので~。
うちの目の前の公園では、木に鈴なりの鷺が見れますヾ(´▽`)
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 23:02
>ピヨコさん
こんばんは! 
すっかり雪溶けましたか!
うちの方は、道路は溶けたんですが、道路脇の積み上がった雪が
もう邪魔で邪魔で。
ヨンって胸のうちに、いっぱいいろいろと思って抱えても
本当に絶対に確定したこととか、言わないと伝わらないことだけ
しか口にしないですよね。必要なことは言うんですが。
まあ、あの目がたくさん語ってくれるので、ウンスもまあ
それでいいと思ってそうですよね。
Commented by kkkaaat at 2014-02-11 23:25
>ミジャさん
こんばんは!

三月とはいえ、天門の近くはまだまだ冬、
この寒い季節に花見? と気づいてくださって
ありがとうございます!

ウンスの期待となんだろう感を一緒に追いかけて
くださって、嬉しい読み方でした。

そうなんです、白い花は白鷺でした。
暗い方が鳥たちも寝静まって、花らしく見えるのです。
午前中から夕方までは、鷺たちも餌を食べに
木から離れている場合も多いので。
ヨンももしいなかったら、と思うとはっきり言うのも
はばかられたのでしょうね。

本当に同じものを見る、というのが人生を一緒にして
いくということの一面でもあると思うので、
ぜひ二人がそういう時間をたくさん持てるといいなあ
と思ってます。
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました。
Commented by kkkaaat at 2014-02-12 23:12
>皐月さん
ちょうど全国雪の日の後編アップとなりましたね。
どの木も白い花が咲いたようで、いい日にアップ
できたなあ、となんだか嬉しくなりました。

ウンスは、いつまでも現代の感性を失わない人の
ような気がします。
高麗に順応して、強くしなやかに生きていくでしょうが、
時折、現代人な発言でヨンお驚かし続けてくれそうな。

>あの「シンイ」の世界の続きなんだと、余計に感じられるような?
そう言っていただけると、ちょっとほっとします。
話の展開上はしょれないのでしょうがないんですが、
気づいたら、あまりにも甘味成分が少なすぎて(笑)
そういう場面も書いていて楽しいのですが、
あれ? 私当初からそういう目的でこのブログはじめたっけ?
ヨンとウンスのいちゃこらを目的にはじめったんじゃなかったっけ?
と思う時があります…。

なんか最近、ドラマ内の場面を文章化したいなあ、と思う
ときがけっこうあって。少しずつ増やしていけたらなあ、
と思います。
Commented by kkkaaat at 2014-02-12 23:20
>5874dyreさん
川に歩いてる鷺、きれいですよね~。
うちの近くの川にも、ゴイ鷺や白鷺が来てますよ。
それに重ねて見ていただくと、なんとなくリアリティが
出ていいですね!
白鷺が花に見えるの、中国の農村地帯の映像でニュース
とかで流れることがあるのですが、お見せしたいなあ。
Commented by kkkaaat at 2014-02-12 23:41
>みわちゃんさん
綺麗と言っていただけて、嬉しいです!
二人がじーっとして互いに温まりながら見ているの、
幸せそうかな、と思って書きました。
そういう時間、たくさん持たせてあげたいですね。

こちらこそ、読んでいただき、ありがとうございました。
Commented by kkkaaat at 2014-02-12 23:41
>れなななさん
驚いていただけて、しめしめ、と喜んじゃいました(笑)
この寒い、湖がようやくとけてくる季節に普通じゃ花は
ないですからね。
読んで、絵を見てくださって、ありがとうございます!
Commented by kkkaaat at 2014-02-12 23:42
>のりまよさん
こんばんは、はじめまして!
ブログを訪れてくださって、まことにありがとうございます。
どのお話も好き、すごく嬉しいお言葉です。
どの話も、いろいろと頭の中で巡らせて書いているので、
そう言っていただいて思わず顔がほころんでしまいました。
(ラブシーンも気に入っていただけてヽ(*´∀`)ノ)
白い花=白鷺、驚いてくださって、ちょっと嬉しいです。
何の花かな、と来て、実は鳥っていうサプライズの話
だったので。
楽しんでいただけて、よかったです!
これからもマイペースで書いていきますので、
よろしければのぞいてやってくださいね。
Commented by kkkaaat at 2014-02-13 14:35
>おひるねにゃんこさん
こちらこそ、お読みいただき、ありがとうございます。
寒い日に、しみじみと読んでいただけて、嬉しいです。
ヨンもあまり口数が多い方でないですが、
少しずつウンスに過去のことなども話してあげるといいですよね。
Commented by kkkaaat at 2014-02-13 14:36
>るんたさん
なんと驚いてくださいましたか!
もう、しめしめ、と言った感じです(笑)

暗い湖で、離れた木の幹までしなる腕で石を投げるヨンを
イメージしながら書きました。
やつならできる!
私の中で、ヨンならできる、なことがますます膨らんできています。
超人じゃない、普通の男なはずなんですが。

二人の新婚旅行?な感じですかね。
(当時新婚旅行なかったですけど)

今晩、ご飯食べる二人、アップできると思います。
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました。
Commented by kkkaaat at 2014-02-14 00:24
>ぽんたさん
こんばんは、はじめまして。
いつもお読みくださっているとのこと、
ありがとうございます!

そうですね、ヨンの父親も母親も、16歳のときには
亡くなってしまってます。
このくらいの時代ですと、16歳はすでに成人ですね。
特にこの時期以前の高麗では、元へ処女を差し出す
という朝貢を求められたこともあって、それを逃れる
ためにとても早く結婚させるという傾向があって、
13歳くらいで結婚してることも多く。
お酒も普通に飲んでいたりすると思われます。
まあまだ半分こどもですから、酔っちゃったんでしょうね(笑)

久しぶりの甘い話、楽しんでいただけてよかったです。
今日、ちょっとしたおまけをアップしましたので、
よかったら読んでやってくださいませ~。
Commented by kkkaaat at 2014-02-14 00:25
>akiさん
ヨン、優しいですよね。
ドラマで、最初はかなり荒っぽいかったですが、
ウンスを好きになってからのヨンの優しいこと、優しいこと(笑)

ウンスに対して、もう少しくだけていってもいいかな、
と思いますけど、この自分の分を守るそういうヨンが
素敵だな、と私も思います。
配慮しつつ、いつかはもっと甘えた言葉とかも吐けるように
なるはずですけどね。

>これが、チョナに、ウダルチの面々に駄々をこねる前かと思うと
そうなんですよね、この話書いてみたら、意外と
自分で面白くて。ここまだ、ウンスからは話を聞く前
なんですよ。これから聞いて、またちょっと変化する
のかな、と想像してます。
Commented by kkkaaat at 2014-02-14 00:25
>manaさん
ロマンチックですか?
そういうふうに感じてもらえて、とても嬉しいです!
湖面にも映って、すごく多くの鷺がいるように感じられる
かもしれません。
ヨン、一回でかっこよく決めたかったかもしれませんね(笑)
でもちゃんとキメる男です。
素敵と言ってくださって、ありがとうございます!
Commented by kkkaaat at 2014-02-15 00:00
>mm5210さん
この二人、結婚前も結婚後も、とても慌ただしくて、
あまり二人きりで何かを語らったりする時間も、
そう多くはなかったかもしれないなあ、
なんて思ってます。

ウンスがご両親と会えない状況であることもあって、
二人の間で、なんとなく親について話すことは
少なそうで、でも、互いにとても気になっている
ことではあるでしょうし。
こうして少しずつ互いの細かな歴史を知っていって
ほしいと願ってます。

雪、溶けちゃいましたか?
でも、きっと今日の雪でまたやりなおしかな(笑)
雨で溶けるって予報でいってましたが、信じがたい量の
雪ですこちら。

この白花、書いてみたら「蜃楼」と「颶風」の間の
話であることもあって、なんだか思ったよりいろいろ
書きたくなっちゃって。
なんとなく自分でも整理できて、書いてよかったです。
Commented by kkkaaat at 2014-02-15 00:00
>鍵コメさん
ウンスの言葉に、ヨンが嬉しかっただろう、という
コメント、とても嬉しかったです。
やっぱり思い出作りは大事ですよね。
この二人、苦難はたっぷり乗り越えてきてますが、
素敵な思い出、っていうのはまだ少なそうで。

ウンス、腹いっぱい食べてますね、この後…。
そしてさらにその後を、先ほどアップさせていただきました~!
Commented by kkkaaat at 2014-02-15 00:11
>チビママさん
ヨンは父親との会話、過ごした時間はとても
大事にしているようでしたよね。
心のある種の逃避場所になっているみたいな感じで。
そういう柔らかい思い出の場所を、ウンスと
だんだんと分かち合えるといいなあ、と思います。
雪かきおつかれさまでした。
でも、いま、また降ってますよね(笑)
Commented by kkkaaat at 2014-02-15 00:18
>iymarさん
「颶風」まで読み直してくださって、
本当にありがとうございます。
ちょっとした場面のつもりで書き出したのですが、
やはりもとの話があって、続きであるので、
なんだか書きたいことがちょっとずつ膨らんで
しまってます。

いろいろ辛いことがあって、全部が全部乗り越えられた
わけじゃないけど、でも二人で、身を寄せ合って、
生きていこうとする。互いを支えあおうとする二人を
もっと書きたいなあ、と思いました。

こちらこそ、読んでいただき、ありがとうございます!
シラサギの情景、これに近いものは見れます。
ただサイズの小さなやつは大陸の方にしかいないので、
けっこう大きい花になりますね(笑)
Commented by kkkaaat at 2014-02-15 00:40
>比古那さん
一応、手のこぶし(笑)でも、花のこぶしも
そんなに大きさ変わらないし、白いこぶしの
花が咲いた様子に近いものがあるかもです。
私いまだに、重いコンダーラ、なのか、思いこんだら、
なのか正解が見つからない。

ほやん、と読んでくださって、ありがとうございます。
ヨンもまだ、酔っぱらえてた時期が少しだけありました(笑)
12,13歳くらい?
たぶん、びっくりするくらいの量を飲んだでしょう。
今もきっと微妙に酔ってるんでしょうが、外に出さない
すべを身につけちゃってますね。
酔ってウダルチにぐちこぼすくらいしたほうが、
精神安定上いいのにな~。
Commented by kkkaaat at 2014-02-15 00:40
>ぴさん
いつもまっしぐらなヨンとウンスですから、たまには、
こうしてただ帰る道程、みたいな目的のない時間があった
ほうがいいと思うんですよね。
>ヨンの心の湖はやはり…もう、凍らないのでしょうね。湖にウンスが居る。
この一文、話の中に組み込んでもよかですか?
そう思ってしまったほど、素敵でした。
あの凍りついた湖、今度思い出すときは、ウンスと見た
冬の終わりのとけた湖に変わっているのでしょうね。
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二次小説。いまのところシンイとか。
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